2020.2.8
藤沢市リフォームコラム|給湯器の丁寧な使い方
お風呂やキッチン、洗面で使うお湯を沸かしてくれている給湯器。海に近く塩害の多い藤沢や茅ヶ崎でも給湯器の寿命は10年〜15年と言われています。しかし中には10年満たないうちに故障してしまったり、20年以上長持ちしている給湯器だってあります。給湯器は毎日使うものですし、商品自体も高額で設置費用も含めると交換する場合は10万円以上の出費になります。こんな高額な給湯器を丁寧に大切に使っていきたいですよね。今回は給湯器を丁寧に使っていく方法をご紹介します。
|長持ちさせるには点検が大切
給湯器を丁寧に使う=点検を定期的に行う、といっていいほど、給湯器の状態を普段からチェックすることは大切です。不具合がないかどうかを確認したり、不具合があったときにすぐ気づけることが重要なのです。普段から点検を行い故障を未然に防ぐことが可能です。そこでまずは、給湯器の点検方法をみていきましょう。
|<点検>外装をチェック
給湯器のカバーや配管にサビや変色、穴あきや割れなどの破損がないかを確認してみましょう。カバーに異常がみられるときは、内部の機器にも同様の異常が発生している可能性があるので、メーカーや修理業者、マンションの場合はマンションの管理会社に点検を依頼しましょう。また藤沢市や茅ヶ崎市などの海に近い地域は潮風がよく当たるので、サビができやすいです。基本的に湘南地域の給湯器は外装の塗装が塩害対策用になっています。しかし、塗装だけで塩害を防ぎ切れるわけではありません。潮風の塩分が給湯器の内部に影響を及ぼしている場合もあるので、外装の状態は普段からチェックしておきましょう。
|<点検>排気口まわりチェック
給湯器の運転中や運転直後の排気口は熱を持っています。そのため、普段から給湯器のまわりには燃えやすいものを置かないようにしましょう。給湯器の設置場所がバルコニーの場合は干した洗濯物がかかってしまうことにも注意が必要です。また、排気口にほこりがたまっていたり異物(ゴミや虫の死骸、クモの巣など)が詰まってしまっている状態は、不完全燃焼や火災の原因となる可能性がありますので清掃を定期的に行い、異物があったときはすぐに撤去しましょう。
|<点検>異音をチェック
給湯器の運転中に本体の様子を見に行ってみて、異音を出ていないかどうかをチェックしましょう。
- 「ボンッ」や「ポンッ」といった、小さな爆発音
- 「ピーピー」という、笛のような高い音
- 給排気口から「ゴーッ」という大きな音
- 配管から「キーン」と叩いたような音
このような音がする場合は、給湯器の部品に不具合が起こっている可能性があります。異音がしたときはすぐに使用を中止し、メーカーや修理業者、マンションの場合は管理会社に相談しましょう。
|<点検>水漏れをチェック
給湯器の配管や給湯器本体から水がポタポタと落ちていないか、給湯器の周囲が不自然に濡れていないかなどをチェックしてみましょう。水漏れの恐れがある場合は給湯器の運転を停止して、できるだけ早く修理の依頼を行いましょう。
|入浴剤を入れて追い焚きすると故障しやすい?
結論から言うと「入浴剤は給湯器に良いとは言えないが、そこまで気にすることもない」ということです。良いか悪いかで言うと悪いのですが、「入浴剤を使用しなかったら何年も寿命が延びるというものでもないので、好きに使うのがいい」とおもいます。統計を取れば、入浴剤を頻繁に使用しているご家庭の給湯器の方が機器寿命は短い傾向にありますが、幾つか注意点を押さえておけばほとんど問題ありません。気をつけなければいけないポイントは
・硫黄入りの入浴剤はNG
入浴剤パッケージの成分表を見ると、割と大きい文字か太文字でで「本品には浴槽・風呂釜をいためる硫黄は入っておりません」という説明が書かれていると思います。現在、生産されている給湯器は、ほとんど銅や樹脂部品でできています。銅は硫黄と化学反応を起こして腐食するので、給湯器の水漏れや不具合の原因になります。
・沈殿する系の入浴剤
入浴剤によってはお湯に溶けず沈殿する成分が入っているものもあります。そのような入浴剤は時間経過により一部の成分が沈殿していきます。浴槽はスポンジや洗剤で洗えても、給湯器の内部をスポンジで洗うことはできません。沈殿する系の入浴剤を入れたお湯を追い焚きした場合、給湯器の中の部品内で成分が沈殿し、部品の固着を引き起こしたり、部品に対して膜を張ってしまい感度を落としたりする可能性が高くなります。例えば、柑橘系の皮や花びら入のバスソルトを入れた場合は、追い炊きしないようにしましょう。
・ぬめりが取れる「ミョウバン」にも注意
お風呂に入浴剤は使わないけど、ぬめりが取れるという理由で『ミョウバン』を使用する方がいらっしゃいます。実はこのミョウバンは給湯器にとって悪影響をもたらすのです。ミョウバンは温泉でよく聞く※「湯の花成分」です。それらが給湯器内に沈殿して固着してしまうと、追い炊きが上手くいかないというケースを見たことがあります。ミョウバン成分を使用している入浴剤は使用しないようにしましょう。使用したとしても追い焚きしないようにしましょう。
※湯の花とは・・・温泉の不溶性成分が析出・沈殿したもの。一般に入浴剤などの用途で採取・販売されています。
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