2020.9.6
海老名市リフォームコラム|大切な家にこれからも安全に住むための耐震リフォーム
海老名市にお住まいで「耐震リフォーム」というキーワードを聞いたことはありますか。
日本に住む以上、地震という災害を避けることはできません。1995年には阪神淡路大震災、2011年には東日本大震災、2016年には熊本地震、その他にも大小さまざまな地震があり、建物が倒壊し、地域に大きな被害をもたらしました。
地震が多い土地のため、家やビルを建築する場合、建築基準法の「耐震基準」いうものが定められています。
この「耐震基準」を満たしていない建物に行うのが「耐震リフォーム」です。
「耐震リフォーム」は具体的にどの年代より前に建てられた建物が対象なのでしょうか。
|新耐震基準はいつから
新耐震基準は昭和56年に建築基準法の改正に伴い、この基準が設けられました。
しかし、昭和56年に改正された「新耐震基準」で建築された建物と、旧耐震基準(昭和56年より以前)の建物は同様である、およそ一割が大破や全壊・倒壊・と、甚大な被害を阪神淡路大震災で受けてしまいました。
平成7年1月17日に発生した、阪神・淡路大震災です。
25年たった今でも忘れられない、忘れてはならない大災害です。
この大震災で多くの家屋が倒壊しました。
その教訓から、新耐震基準では不十分とされる点について、耐震性能を高めるための改正が、平成12年6月に行われました。
これが「新・新耐震基準」や「2000年基準」とも言われる基準です。
|何が変わったの?
「新耐震基準」と「新・新耐震基準」の違いは、建物の強さのバランスと接合部の強化を重要視したことです。
したがって、平成12年6月以降に建築された住宅は建物のバランスが良く、耐力の見合う金物を使用していて、耐震性を確保することが建築基準法で定められているので、大地震でも倒壊する可能性のないレベルを満たしています。
反対に平成12年5月以前に建築確認を申請して建築された木造戸建ての住宅は、耐力壁の配置や柱、筋違いの接合部などに弱点があります。
|耐震リフォームの助成金
平成12年5月以前に建築確認を申請して建築された木造戸建ての住宅で耐震リフォームをしようと思った時に、住んでいる市区町村でリフォーム工事の費用を助成してくれる制度があります。
しかし、助成金の内容を確認してみると行政の行う耐震に関わる助成金・補助金は、その申請条件として昭和56年6月以前(旧耐震基準)の建物に限られていることがほとんどです。
耐震リフォームをしたほうがいい昭和56年6月~平成12年6月の間に建築された木造住宅は
なぜか耐震助成の対象外のた助成が受けられません。海老名市の助成金制度も同様です。
海老名市木造住宅耐震診断・耐震改修補助事業>>
https://www.city.ebina.kanagawa.jp/guide/sumai/taishin/1003437.html
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